ツバメ

3年生と葛西臨海公園に行った。鳥類園の下の池のヨシ原をツバメが数羽飛び交っていた。
大学一年生の子どもが生まれる前に、大阪市立自然史博物館の催しで、淀川のツバメのねぐらを観察に行ったことがある。東京から来たと言ったら博物館の人が驚いていたっけ。
そのときに、ツバメは体重が増えて体力がついた順に、南の国に帰ると教わった。まだ、葛西にいたツバメたちは南の国に帰れるのだろうか。
そして、今は職業として研究をすることになってしまった自分が、興味のおもむくままに生きものの生活をみることのできた時代をなつかしく思いだすのだである。