カワラノギクの播種

カワラノギクの種子のストックを有効に活用するために、新しい個体群を作るための播種を行った。1982年まではカワラノギクが生育していた場所である。天気に恵まれ、播種の作業は楽しかった。
私は河原で足を痛めたので、ちょっと心配なため、質問に答える役だけで参加した。
ヒバリが鳴きながら通過した。

こもれびの森

昨日は久しぶりにこもれびの森にでかけた。相模原こもれびさんの活動日だったので、大木になった都市林の問題を一緒に解決してくださろうというお申し入れに対応するためだった。挨拶はできたので、当初の目的は果たせたと言えるだろう。
主木の伐採適期は冬だから、実際の活動は来年になってからと思っていたのだが、もっと早く対応してくださるかもしれないと感じられた。こちらの研究のレビューを早く進めなければいけない。
森ではコブシの花がほころび始め、春の訪れを告げていた。
さて、しばらくは春のモードで一年間のやるべきことについて考えることにしよう。

上野の森

大分市に2泊3日で出張中。
照葉樹林の森が発達すると、暗い林床には林床植物がなくなるのだということを初めて理解しました。
ミカン畑だったところが暗い森林になっているということも、地形が段々畑ということを自分で歩いてみてわかりました。
東京の見慣れた林もいずれはこうなっていくのかなと思いました。

自分のデータと論文の結論

私の修士論文多摩川における河辺植生の多様性についての研究である。最後に、河原は人工的に改変されてグランドになっているけれども、堤内地に空き家が多くなっているので、街づくりのやり方次第で河原の自然を取り戻せると書きたくなった。どうやって入れるか考えた末、私がとった方法は、付録として入れると言うことだった。
 自分の解析した多様性の分布や植物の分布についての実証的な研究から、直接、言えることではないからだ。また、データをして語らしめる実験科学者としての教育が、データと結論の論理的な飛躍を許さなかったのだとも言えよう。

ヤドリギのハンカチ

民芸品のお店に行ったら、ヤドリギのハンカチがあった。魔力があるかもしれないと思い、早速購入した。
ヤドリギに聖なる力を見いだしたのは西洋の人たちだと思う。
冬枯れの中で、青々としたヤドリギは目立ったことだろう。

横浜自然観察の森のアオキ

横浜自然観察の森に用事があって、大船駅経由で神奈中バスに乗り、横浜霊園前バス停で、下車して急な階段を登ってンネイチャーセンターに向かった。
多摩・三浦丘陵群に属しているとはいえ、見慣れた生田緑地の自然とは異なり、タブノキがめだった。それよりも印象的だったのは、葉に黒いすすの輪のような模様が付いたアオキが多かったことだ。病気だと思うのだが、自然教育園のアオキについて古典的に知られているのとは別の症状のようである。これからは、アオキの葉に注意してみてみよう。(1月14日)