2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

光周性

学生のときに習った知識では、温度は当てにならないので、連続した夜の長さによって生きものは季節を感じているということだった。でも、知能の高い動物はそんなに機械的でないのかもしれない。 寒くなった今日はシジュウカラはさえずっていなかった。

春が来た?

27日に多摩川に行ったところ、シジュウカラがさえずっていた。確かに、暖かい日だったので、シジュウカラは春が来たと感じたのかもしれない。 翌日から、急に寒くなってしまい、さえずっていたシジュウカラはどうしているのだろうか。さえずりの開始は、温度…

野鳥が何羽いっしょにいるか

冬になって、野鳥をみる機会が多くなった。種ごとに、何羽いっしょにいるかということが決まっているのかが気になっています。ツグミは1羽でいることが多いし、メジロは複数でいることが多いようです。 そうはいっても、ねぐらにいるときなど、時間帯によっ…

ヒメコウゾ

資料館で紙の特別展を行っているので、校内で紙の材料にするコウゾに近縁なヒメコウゾを探してみた。コウゾは、ヒメコウゾとカジノキの雑種とされている。ヒメコウゾは登校路の下部にたくさん生えていたはずだったが、探してみると小枝のようすからはヤマグ…

水散布

このところ、種子の散布と発芽についておもしろくなってしまい、時間を費やしている。発芽実験に時間がかかることは前に書いたが、散布実験にも時間がかかる。 水散布の場合には、種子が水に浮いている時間は、水流に乗ってどこまで散布できるかを決めるので…

アビ

かながわトラストみどり財団の行事の講話を1時間だけするために、往復4時間かけて二宮に行くことになった。不幸だと思っていたのだが、とってもいいことがあった。 平塚市の花水川の鉄橋を渡っているときに、アビだと思う水鳥をみたのだ。からだはカラスくら…

発芽実験

多摩川のカワラノギクと葛西海浜公園のウラギクとホソバハマアカザの種子の発芽実験をクリスマスイブから行っている。今回は、1日おきに、発芽した種子の数を数え、シャーレの重さを量って、蒸発した分だけ水を補っている。クリスマスイブから、1日おきな…

植物という命

きのう、さくら通りのサクラのことを話していて、弱ったサクラでもある部分にはしっかりした冬芽をつけているだろうということになった。動物と違って、モジュール構造の植物では、全体と部分の関係は動物よりも複雑だ。 植物は動物と違って、部分部分が集ま…

羽根木公園

前からこの林は何だろうと思っていた小田急線梅ヶ丘駅西側の林にとうとう行くことができた。ここは、羽根木公園だ。クヌギの大木がめだつ。梅林があって、梅祭りが開かれるようだ。 羽根木公園はプレイパークで有名で、試験の面接で、IPAについて聞かれたこ…

科学のあり方

私たちが研究している等身大のスケールの科学は、特別な装置や試薬を必要とはしない。少し工夫すれば、市民にできる。 大学院を中退してしばらくしたころの私の名刺代わりのメモには、「より多くの市民が豊かな暮らしをするために」というタイトルをつけてい…

順応的ガバナンス

松村正治さんの原稿に惹かれて、宮内泰介編(2013)「なぜ環境保全はうまくいかないのか―現場から考える『順応的ガバナンス』の可能性」新泉社を読んでみた。私の今までの調整は間違っていたことに気づかされた。 本の帯をみて、もっと、地域社会の多元的な…