2016-01-01から1年間の記事一覧

凍り付いた川

大学のしごとでカナダに来ている。キャンパスの隣に大きな川が流れている。河原はなく、両岸は斜面林になっている。水面は凍り付いていて、ブロック状に文字通り水面のところと氷の面のところがある。 斜面林は株立ちになっているが、下部の方が樹高が低い。…

凍り付いた川

大学のしごとでカナダに来ている。大学の隣を流れる川は表面が凍っていて、氷の部分と水面の部分がブロック状に大きく分かれている。 大学のある右岸は斜面になっていて、下部には背の低い木が株立ちになっていて、上部では株立ちではあるものの樹高がより高…

飛行機の窓から

サスカトゥーンからカルガリーに向かう飛行機はプロペラ機だったので、土地利用がよく見えた。土地は長方形に区画されていたので、大きな畑なのだろう。 水溜リが目立った。著しく蛇行した小さな川が多かった。三日月湖もあった。小さな川は白く見えたので、…

イギリス生態学会

年次大会では、おとといの受付やプレイベントの後、昨日は開会あいさつ、一般講演、ポスター発表があった。 英語をすっかり忘れてしまっていて、基調講演はあまりわからなかったが、一般講演はある程度分かって楽しかった。 ポスター発表もたくさんの人が見…

マージー川

マージー川はリバプールの母なる川で、シンボルだ。 リバプール博物館では展示のかなりのスペースを当てている。 マージーサイドは歴史的な建造物が多い。私たちの宿泊しているホテルの窓からも教会の時計や庁舎の屋上のリバプールのシンボルの鳥がみえたり…

マージー川周辺のウラギク

9日はUCLに寄った後、ロンドンからリバプールへ移動。特急で、2時間余り。途中は田園風景で、日本の公園の目標とする景観はこのなだらかな低茎草原と樹林地なのだと感じた。リバプールに着くとすぐに日が暮れてしまい、調査はできなかった。 翌、10日は遊覧…

シデナム ヒル ウッド

ダニエルの原稿を「ランドルケープ研究」に掲載させてもらうために、早めに行って、お願いした。こちらの準備が悪く、英語が下手だったので、理解できなかったのではないかと心配になった。ビスケットをもらった。 野鳥観察がテーマだったのだが、英語がよく…

駅の雑草

West Bromptonは地下鉄ではなく、Overgroundの駅なので、電車を待っていると雑草に目が向いてしまう。 ヤエムグラとハコベが優占していた。その他にもヒメムカシヨモギのような植物やノボロギクも生えていた。 世界中に生えている植物の種類があるのだろう。

West Bromptonの開発

1995年前期から開発が始まっていたWest Bromptonの墓地の反対側には、中高層のビルが建っていた。自然保護の立て札が立っていた場所には、樹木はかろうじて残っていた。開発区域から除外した面積が狭く、生態系として健全な営みが行われる湿地にはならないだ…

フィールド

私たちの研究においては、フィールドがなくては始まらない。フィールドから学ぶことが、私にとってのおもしろみであるとともに、研究の可能性を拓いてくれるものだからだ。 昨年度Londonに行って、Epping Forest Conservation Volunteersの活動に参加して、T…

入室案内

最近、前の年のことを覚えていなくなったが、この週は2年生が卒業研究の研究室を選ぶ時期に当たっている。あいにく、イギリス生態学会大会のため不在なので、細かいやりとりができなくて2年生には申し訳ないと思っている。メールは見ることができるので、具…

おむすびやその後

シンポジウムが終わったときに、おむすびは7個残っていた(私の記憶では)。 ゼミ長が残ったおむすびを学生に斡旋してくれて完売したようだった。 家を出て駅に向かう途中では、国立のクッキー1枚ずつという案も考えたのだが、電車に乗り遅れないように、駿…

シンポジウム「生物多様性はおもしろい」

千代田学のまとめのシンポジウム。1年間の活動を材料にして生物多様性の普及活動について考えてみた。コメンテーターの発言が私たちの考えていたものとは大きくちがっていて、おもしろかったし、力づけられた。23人の学生院生がやったことを全体として見直す…

おむすびや

ゼミとシンポジウムの間に時間がないので、コンビニでおむすびを買っておいた。10種類あり、一番高いのを除いた9種類を20個買った。 これは学生からはあまり受けなかったので、次はサンドウィッチを買ってみようと思っている。(12月3日)

落ち葉の季節になりました

キャンパスは落ち葉だらけ。清掃の方が掃除に追われている。ドアが開いていた4号館の1階は、黄色のトウカエデの落ち葉で彩られていた。 ケヤキの落ち葉は膨大なようで、清掃の人たちを悩ませている。 落ち葉を掃いた後、まとめて、通路脇に捨てられるのは、…

生田坂の紅葉

生田坂では、在来の木本の紅葉が目立つ。 カマツカ(ウシコロシ)赤 アオハダ 黄色 ムラサキシキブ 黄色 今年はドングリが少ないようだ。 (12月1日)

ウラギクの種子散布の調査法

葛西臨海公園で海浜植物の種子散布を簡便なやり方で調べてみた。 ひとつは、地面に10×10cmの枠を置いて、ルーペを使って丁寧に数えるという方法で、もうひとつは枠の中を掃除機で吸い取るという方法だ。 後者の方がずっと効率的だ。でも、濡れた場所やリター…

山の寒さ

授業で、14名の学生とゲスト講師とTAと御岳山と御岳渓谷に行った。 雪が残っていて本当に寒かった。 気温はケーブルより上<渓谷<駅<市ヶ谷の順だった。都心は寒くなかったらしいので、山の寒さを感じた。 雪の日もケーブルカーは止まらなかったそうだ。た…

相模線

私は自然保護の観点から自家用車は使わないことにしているので、鉄道によく乗車する。なかでも、相模線は相模川に沿って走っているので、機会があれば乗るようにしている。茅ヶ崎市役所で会議があり、オフィス日野に移動しなければいけなかったので、これは…

黒川の紅葉

用事があって農場に行ったら、谷戸の大きな木々が紅葉していた。 自然生態園では、深緑の常緑樹シラカシ、黄色ないしは赤のコナラ、葉が落ちてしまったコブシなど対照的だった。 立入禁止区に入ろうとしてみると、禁止しなくても誰も入れないほど、植物が繁…

ハルシャギク

関戸橋付近で初夏に見かけるハルシャギクを探してみた。 左岸には花が咲いている個体もみられた。 草刈の行われている野球場の続きでは、刈り取られて背の低い種が多かった。 私の記憶とは異なり、礫河原には稀で、グランドの縁や続きに多かった。 4年生の調…

生物多様性と生態系サービス

授業と研修で、生物多様性について話す機会があった。 そこで、生態系サービス(自然の恵み)があるから、生物多様性が大切だという説明に賛成か反対かを聞いてみた。 主に農学科3年生も、市役所の職員も、3人に2人は賛成、1人は反対であった。 私はいじわる…

ヒマラヤスギの雄花序

私の好きな言葉ではないが、中央緑地のヒマラヤスギの下に雄花序が大量に落ちている。風媒花にはこんなにたくさんの花粉が必要なのだろう。 ここでは、ヒマラヤスギの実生を見た覚えがない。結実しているのだろうか。(11月22日)

旧中川

荒川とはちがって蛇行している旧中川に補足調査に行ってきた。 今日は上端から歩いてみた。 ボートの艇庫が橋の下にあり、ボートの講習会が行われていた。我々も生物多様性の講習会ができるくらいにならないといけないなと思った。 歌川広重の名所江戸百景「…

小櫃川河口

植物の補足調査として、千葉県の小櫃川河口に行ってきた。 歩道に沿って植物の名前が示してあり、海岸の見慣れない植物の名前がわかりやすくなっていた。 ヨシ、アイアシ、シオクグ、チガヤなどに混じって、ウラギク、ヒロハホウキギク、ホソバハマアカザが…

OB会

登戸の再開発ビル。 今回は大勢のOB、OGが集まってくれた。21年目の明治大学の教員生活だが、 学生の成長についての話を聞くことは楽しい。 子どもが同じ学校に行っているので、ふだんはあまり参加できない同じ研究室のOBと一緒に来たとか、結婚することにな…

学生のお祝い

今日は学園祭のなかび。OB会が開催される。 今回から、投稿論文が印刷された学生、院生、卒業生に、お祝いを差し上げることにした。空を飛ぶ大きなものが好きなwさんには、NASAが開発したボールペン、論文に加えて国際学会でのポスター賞を受賞したOくんに…

中学校での授業

千代田学の一環として、生物多様性の普及という活動を行っている。 中学2年生を対象に、地形、公園の変わった場所変わらない場所、都市の生態ネットワーク(エノキとムクノキの葉の比較)、公園の池のヒキガエル、公園付近の樹林地のタイワンリスについての…

関戸橋

東京都の道路工事で、橋が架け替えられる。 カワラノギクを守りたいので、助言している。 このあたりのカワラノギクは、府中四谷橋の工事の際に絶滅した個体群に由来する種子を府中の市民の方々に託したものだ。 花壇状の植栽とほぼ野生状態の個体がある。 我…

鶴の恩返し

3時から書き始めて、短い原稿が一つできた。 実質A4、1枚程度のものなら小一時間でできることが多い。 書き始めるまでの方がたいへんだ。 締切と書きたいという意欲をどのように整合させるかはむずかしい。 約束したばかりの仕事に対する意欲は高いのだが、…