2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

初めて一人でシンポジウムへ

1ヶ月前に左足にけがをして以来、初めて一人でシンポジウムに出かけて講演します。松葉杖でタクシーに乗り、会場までタクシーで、会場で車いすで待っていてもらいます。今まで、家族に付いてきてもらっていたのですが、いつまでも甘えてはいられません。条…

尾根の林

足にけがをして、府中県道をタクシーで帰ることになった。こもれびの丘に連なる尾根の雑木林は、夕日の背景にシルエットになってきれいだった。 雑木林が使われていた昭和30年代までは、雑木林はもっと小さかったはずなので、このような景色は見られなかった…

卒業研究の自由度

私の所属している学科では3年生から研究室に所属して卒業研究を行う。そのため、ちょうど今、研究室の入室ガイダンスが行われ、2年生が個別に話を聞きにくる。 昨日は、6人の2年生と話した。私は卒業研究の内容をこまごまと決めたくはない。2年生は若い同時…

大学通りの紅葉

国立駅の南側の大学通りには、桜とイチョウが交互に植えられている。桜はソメイヨシノが多い。 今日、久しぶりに通ったところ、葉のほとんど落ちた桜が目についた。イチョウはまだ黄色い葉をたくさんつけているものが多かった。 個体単位でみた時、早く落葉…

入室ガイダンス

私の勤務している大学では11月の末から12月のはじめに、2年生が卒業研究を行う研究室を決めるためのガイダンスが行われる。 研究室の案内は印刷されて冊子になっているのだが、この時期に考えていることをプリントにしたくなって、いつも新たにプリントをつ…

校庭の景色

我が家の隣は中学校で、その向こうは高等学校である。標準的な高さの落葉樹の2倍の樹高の木が3本見える。2本はヒマラヤスギ、1本はメタセコイアである。 これらの背の高い木は、周りの木と比べてずっと高いので、光をめぐる競争の結果とは思えない。もともと…

意味をみつけるものとみつけないもの

イチョウの落葉は葉柄を下にして落ちる。あらゆるものに意味が見いだせようが、エコロジカルには意味が見出せないものもある。 学生の頃に気づいたのだが、イチョウの落葉の現象はクリアーだが、エコロジカルミーニングはみつからない。明瞭だが、意味のない…

研究経営学

研究者になる人には研究経営学を身につける必要がある。研究者にならない人も、卒業研究のあいだとか、修士課程のあいだは、研究経営学的に行動すると有利である。 自分のもっている、時間、機械、消耗品、お金などの資源を生かして、もっとも評価の高い発表…

卒業研究のまとめの段階

11月も下旬を迎え、4年生はデータを取ることに忙しい。解析は調査のデザインに依存するので、あとからやりなおすことはむずかしい。また、卒論で使える資源には限りがあり、十分な量のデータが得られないことも多い。 しかし、解析の方法がわかると、調査は…

初期のテーマからの転向

テーマは仮に決めたものなので、執着しないほうがよいと思うのだが、学生の執着は強い。 テーマはデータと相互作用がある。データに応じて変わってもいい。 勉強が進んでもテーマは変わる。先行研究が自分の研究と重なるかもしれないからだ。 卒業研究でわか…

論理

研究で大事なのは論理だと学生の時に教えられた記憶がある。 でもどうしたら論理が鍛えられるのかは教えてもらった記憶がない。 研究室の学生を見ていてわかったのだが、論理を磨くには、推理小説をたくさん読むという方法があるようだ。もちろん、専門書を…

カルガモ

野鳥は本当にきれいな色合いや姿をしている。大学の近くの五反田川にはもっぱらカルガモしかいないが、派手ではないものの見栄えがする。今度かもぬりえを用意して観察会を行う準備をしている。私はけがのため、水辺まで近づけないものの、普通種に親しめる…

必要なことの拡大

妻が大学院に進学して、勉強を始めてみたら、自分の論文を固めていくために必要なことが、どんどん拡大し、困り果てている。 私の経験では「雑木林の万華鏡的世界」にあたる現象である。大学院には時間的な制約があるから、優先順位を付けて先にやらねばなら…

卒業研究

私の先生は、弟子の研究にほとんど口出ししなかった。それでいて、暖かく見守ってくれた。私も、そうありたいと思って、研究の企画から実施、とりまとめ、発表に至るまで学生の自主性に任せている。 まもなく入室専攻の時期になる。人数がオーバーしたら、や…

ケンポナシ

小倉橋から歩き始めてしばらくすると、歩道にケンポナシの実がたくさん落ちていた。枝の部分が肥大して、ナシのような味がするそうだが、落ちているものなので食べてはみなかった。 ケンポナシには思い出がある。ミトコンドリアや葉緑体は核のある細胞に矯正…

けが

11月1日に相模川でカワラノギクの調査中に転倒し、足に全治3ヶ月のけがをしました。愛川町のカワラノギクの栽培地を見に行くために、支流を渡ろうとしたところ、少し水位が高く、戻ろうとして、滑りやすい石の上で滑ってしまいました。この日は、相模川の右…