論理

研究で大事なのは論理だと学生の時に教えられた記憶がある。
でもどうしたら論理が鍛えられるのかは教えてもらった記憶がない。
研究室の学生を見ていてわかったのだが、論理を磨くには、推理小説をたくさん読むという方法があるようだ。もちろん、専門書をたくさん読んでもいいのだが、推理小説も論理を磨く。
私は弱虫で推理小説は怖くて読めないのだが、がまんして読んでおけばよかったと今になって思うことがある。

論理は現場から離れていても磨くことができる。これは先生から教わったことである。大島で働いていた時に、私の先生は、大島にいても多摩川のことを考えるようにと指導してくれた。はたして、この指導は成功だったかどうかわからないものの、私は多摩川の研究をかなり進めることができた。

私の研究室の学生はそれぞれが自分のテーマを持って研究している。
2011年度の学生から研究室に入室する3年生の4月から自分のテーマを持ってもらっているものの、2年生までに生態学、特に植物生態学をほとんど学んでいないので、テーマを決めるのにはかなりの無理がある。
次年度は4月からでなく決まった順に始めることにしてみようかと思っている。
ただし、入室選考が必要になった時には今のところ考えているテーマをうかがって先行する予定である。