鶴の恩返し

3時から書き始めて、短い原稿が一つできた。
実質A4、1枚程度のものなら小一時間でできることが多い。
書き始めるまでの方がたいへんだ。
締切と書きたいという意欲をどのように整合させるかはむずかしい。
約束したばかりの仕事に対する意欲は高いのだが、やらなければいけないのは締切の近づいているずっと前に約束した仕事だからだ。
なんとか心をコントロールして締切前の仕事を完成させると、体も心も消耗する。
きょうは、鶴の恩返しの鶴が自分の羽を抜いて織物にしているように、私も自分のエネルギーを抜き取って書き物にしているのではないかという思いが強かった。
これでネガティブフィードバックがかかってちょうどよいのだろう。
ときどき書くことでエネルギーが湧いてくることがあるものの、これは危険な兆候であると認識しているからだ。(11月19日3時54分)