自由度あるいは放任度

私の研究室の構成員は私を入れて29名。教員は私1名である。
基本的に学生のやりたいことを研究してもらってきたが、就職活動の激化に対応して、このところ早い時期に学生のやりたいことを聞いて相談し、実際に調査のできることに加工して、調査を行ってもらっている。
4年生8名には、3年生の初めにこちらが用意してテーマを選んでもらい、自分の希望のある学生はそれをやってもらい、9月に再調整した。再調整の結果、現在テーマの変更中の学生は2名で、大部分の学生は当初のテーマを続けている。
3年生8名の中で、調査が始まったのは2名で、研究の方向はみなほぼ決まっている。
さらに、大学院生が8名いるので、テーマは全部で24あり、フィールドも十数か所ある。テーマの背景となるレビューを自分でする時間的余裕はないので、この春から学生が研究の相談に来るときにはレビューを用意してもらうようにしている。今年度は構成員が多いので、こちらも張り切って、研究室を運営しようとしている。
このとき、学生の研究の自由度、あるいは指導の放任の程度が問題になる。ことしは、あまり放任しないでやってみるつもりだ。