草がなくなってくると

農学科2年生の授業「植物分類・形態学」では、授業の最後に校内の雑草を観察してもらっている。植物の形態を模式図で覚えただけでは役に立たないからである。
実物を見てもらうをさまざまな誤解が顕在化する。
ところが、この時期になると、草刈が進んで、草地がなくなり、授業が困難になってくる。昨日は、図書館と理工学部の間にまだ草刈が行われていない土地が見つかったのでそこをフィールドにした。
花序というテーマで学生がスケッチしたのは、オニタビラコドクダミムラサキカタバミなどであった。
この場所も草刈されたら、次はどこで授業をしたらいいんだろう???

昨日は黒川でお借りしている1反程の水田の田植えだった。私はいつもみているだけなのだが、昨日は丁寧に農家の皆さんのお話をメモしてみた。メモをみると、今まで考えたことのないことがたくさんあった。
箱苗を運ばせてもらったもののなかなかむずかしかった。年を取っての見込みが悪いのと体力がないので遠慮していることが多いけれども、もっとやってみたらおもしろそうである。
本来の目的である研究に使いたいという学生が現れたので、今年の黒川の農地からは目を離せない。