チップの林内還元

 私の住んでいる国立市国立駅周辺の開発が昭和初期に行われた。その中心にあるのが一橋大学である。
 一橋大学の雑木林は100年生近いことになる。この林の一部が高木の一部を残して刈払われ,チップが敷き均されている。
 ごみを外に持ち出さないという考え方は優れていると思われるものの,雑木林の林床は全く変わってしまった。このまま,チップの敷き均しが続くと,雑木林の生態系は,貧栄養な状態から,富栄養な状態に変化して行くことが予想される。それは,武蔵野の雑木林とは異なるので,モニタリングを行って,どのような自然になっているのかを調べて,方法を検討しなおした方が良いように思われる。