ヒマラヤスギ

明治大学生田キャンパスには、前身の登戸研究所よりも前に植栽されたヒマラヤスギの大木がある。根本にはほとんど何も生えていない。光不足なのか、アレロパシーなのかは、私個人はよく知らない。和泉キャンパスにも、中野キャンパスにも、ヒマラヤスギの大木がある。私が住んでいる国立市一橋大学にもヒマラヤスギの大木がある。
ヒマラヤスギは昭和10年代に流行したそうだ。成長が速いので、大木になっている。ヒトには、生きもの同士の連帯感のようなものがあるようで、大木には尊敬の念を抱くことが多い。長生きをしているというなら、ナズナのような一年草だって、ヒマラヤスギだって、同じ長さの種としての歴史を持っているはずだが、大木が尊敬される。まだ、納得のいく答えは見つからないものの、植物観に興味を持つようになっている。