植生管理

「念願かなってボランティアに」の項の植生管理が私にはとても好ましく思えた。
目標植生が園内のバタフライガーデンにつくられていて、ミドーもバタフライガーデンのようにしたいので、「イラクサsp」と「ハナニラsp」を選択的に除草する。
バタフライガーデンは目立つ場所で狭くて土壌を入れ替えて特別に造成している。
目標植生を実際につくってしまうという発想がおもしろい。
私たちも、この林分のようにしたいのですということはあるのだが、つくっておくというのはすごい。目標として見せるためだけではないのだろうが。

また、個別の種を管理するという考え方が英米学派の生態学に立脚しているとも感じた。植物の社会があると考えるよりも、個別の種が環境に対応して生きていると考える考え方だ。