巨木とシカと犬の公園


今日から連休ですが、167日の在外研究なので、休みはありません。
Richmond Parkという王室公園ではあるものの、郊外の公園に行って、植生管理のようすをみることにしました。
ancient woodlandの一つとしてあげられる林はナラの巨木が生えていましたが、枯死したものもかなりみられました。なにより、巨木があるだけで、低木層も草本層もほとんど何もありませんでした。草原にはワラビやイの仲間が目立ちました。背丈くらいの板柵や鉄線柵がところどころにみられ、シカの食害対策が重要なこととシカが植生の特徴をもたらしていることがわかりました。
犬の散歩の人が多く、犬を放すので、今まで見た公園とは違って犬の糞に注意して歩かなければなりませんでした。
自分が公園の管理者だったらどうするだろうと考えてみました。シカの食害防止の柵を順応的に配置して林床植物の回復の場を回復することやナラの後継樹を草原の一部に植栽すること、犬を放せる範囲を限定するなどの案を考えました。