研究室のゼミ

今日は研究室のゼミでこちらの時間で5時から(日本の時間で13時からだ。
自動撮影カメラを使って動物相を調査する研究は丸1年間以上行わないと意味ある情報にはならないと私は考えている。一方、学生の調査期間は、研究室に入って調査を開始したときから卒業論文をまとめる前の12月までなので、許可が必要な場所では、長くて4月から12月までとなる。
一方でデータを取らなければ技術は向上しない。最終的にやりたいことがある場合には、その調査に丸1年間取ろうとすると、3年生の時の調査は6月から12月までの7か月間とかとても中途半端なものになる。
自動撮影カメラが十分にあれば並行して2つの調査を行うのがよいけれど、1人の学生の研究のために学生が大学に納入しているお金は自動撮影カメラ1台分にも足りない。以前に外部の研究費でフィルム式の自動撮影カメラを多数そろえたことがあったが、現代的にはデジタルでないとコストがかかりすぎる。
該当する学生の研究計画を全面的に変更して、外部の研究を行い、次の学生の研究に備えることがこの2年間の有効な方策かもしれない。(6月3日)