Coal Fort

テームズ川の河口のCoal Fortにウラギクを見に行った。広範囲に空中写真で認識できる規模のウラギクが生えていた。
この場所はテームズ川の流路を変更して、掘削土を置いた場所で、貧栄養な草原の前に、塩沼地がひろがっていた。多摩川ではヨシの拡大によってウラギクの個体群が消滅したが、塩沼地ではウラギクが一番大きな植物なので、塩沼地ではそのようなことは起こらないはずだ。
ウラギクについて教えてもらっているうちに、東京の小さな個体群で起きることとはちがうことがあることに気づいた。大きな個体群は生態系の中で果たす役割も大きいし、種子も大量に散布されている。ここでウラギクの研究をしたら、いままで考えていたストーリーとは違った研究ができるだろうと思った。(6月26日)